
自分の「声」って、それはある意味では、「パワー」とも
「自分らしさ」とも言えるかなと思うのですが、
わたし達は誰もが、社会の中で、他者とのかかわりの中で
生きていて(生きて来て)、そこから学んだ対処法なりを使って
人生、なんとか自分なりに素敵にしようと、生きていると思うのです。
その道々にて出会った人(両親はじめ)が、いろんな事を教えてくれたり
知恵をつけてくれたり、
あるいは自ら、経験から導き出したものもあったりして、
自分なりの計算の方程式のような、無意識含め、自動的に反応となったり、
判断となったりするもの、その海の中で、生きていると言えます。
海だから、他の人もそこで泳いでいるはずと思う訳ですが、
実はそれぞれが、独自の世界で作り上げるものなので、
その「海」は、あなたにとっての海、わたしにとっての海、
それぞれ個人的な海です。
そしてその世界では、いろんな声が飛び交っている訳ですが、
わたし達はその声すべてを「自分の声」と思ってしまう傾向が
あるかなと思うのです。
内なるところから出て来る、こうじゃなきゃだめだとか、
自分を判断する声だとかいろいろ含め、
自分の中でいろんな雑音が飛び交って
それらを、どれが大切な自分の声なのか識別なしに、
自動的に拾ってはチューニングしてしまい。。。
しまいに、自分の大切な声が分からなくなってしまう。
自分らしく生きるにあたっては、
自分の声と他者の声をきちんと区別して
自分がマスターとして選べるという、意識的な状態であることが必要です。
自分の「声」を取り戻し、自分の聞きたい声にチャンネルを合わせ
それとともに生きるコミットメントが、どんなときも大切と思います。